「一生モノの人脈力 / キース・フェラッジ」

一生モノの人脈力

一生モノの人脈力

輝かしい学歴も
華々しい経歴も
《良い人脈》にはかなわない!

ほんものの人脈を築き、大切にする人は生涯、成長し続けることができる。


と、表紙をめくってまず書いてある。右上に。


お金がないことだけが貧しさなのではない、自分の成長を手助けしてくれる人がいないのも、貧しさのひとつなのだ


ふむふむ、なるほど。

誰もひとりではゴールに辿りつけない

損得を考えないこと。
頼り、頼られるで人脈は太くなる。

他人の行為を素直に受け入れているだけでは足りない――ここが難しいのだが――自分から進んで他人に助けを求める必要がある。


他人を助けるのと同じくらい自分も積極的に助けを求めなければ、人間関係はバランスがとれないものだ。

お互いにニーズがあるからこそ人脈は役立つ。


ほほぅ。


人脈は筋肉と同じ。

彼は、人脈という資産にはパイのように限りがあり、ひときれ食べてしまえば、自分の取り分がそれだけ少なくなると思っていたのだ。


だがそうではない。人と人のつながりは筋肉と同じで、使えば使うほど強くなっていくのだ。

ゆえに私は人と会うときは、必ず相手に便宜を図るようにする。

人助けは人脈を育てる魔法の肥料だ。


…いいですなぁ


また、

「明確な目標を掲げて、そのために必要な人脈は何か考える。明確な、というのが大事な点だ。目標はあると答えた人の平均所得は、何も目標がなかった人の2倍に達している。」

とも。

苫米地的にいえば「スコトーマ外し」ってことですな。

食事はひとりでしない。

三人まとめて一緒に会おう!

これなんかは100年かかってもできなそう。笑(特に飯ね。)
なんせ生れながらの一匹狼なものでね…、気持ちわりぃんだよ、人とばっかべたべたいるやつがさ。
三人まとめて〜、ってのはまだできるやもしれん。

共感と熱意が人と人をつなぐ。

会った後のフォローアップこそ肝心。
フォローアップはあらゆる分野において、成功するための鍵なのだ

フォローアップは、相手にしてほしいことではなく、あなたが相手にしてあげられることを強調すること。

自分はあなたにとって「価値ある人間ですよ」と知らしめる、ってことか。ふむふむ。
頼るより、頼られろ、ってね。


面白いヤツになろう。
「この人と一緒にランチを食べたいと思うか?」

独自の視点を持とう。

面白いヤツになるのは、単に話し上手になるのとは違う。巧みな話術も必要だが、それ以上に考え抜かれた独自の視点が必要だ。


中身がある人間は特殊な知識があり、他人が知らないことを知っている。


それは、たとえば自分を差別化できる専門知識と言ってもよい。


そんな知識があれば、あなたというブランドの独自性が際立ち、誰もがあなたの周りに集まってくるだろう。


一理ある。いや、実際、百理くらいあるわ。

今日、明日、そして一年後も仕事に困らずに済むための手段はひとつ、人にはない視点を持つことだ。

一見バカげた疑問をもつ

…その通り!
っていうかそれがすべてのはじまり。

自分の強みを知る。

絶えず学ぶ姿勢で。

新しい経験をする。

最新技術に詳しくなる。

「自分」というブランドをつくる。
ブランドは

  • 信頼できる独自のアイデンティティを生み出し、
  • 説得力のあるメッセージを伝え、
  • 混沌とした時代でひときわあなたを目立たせ、あなたの周りに多くの人を引き付ける。


→「ナイキ」のトレードマーク。20年間の広告戦略の賜物。

独自のコンテンツを生み出す人間はみな、よく本を読んでいる(でなければ質問上手か話好きだ)し、自己啓発に熱心だ。

私にとって、人脈作りはひとつの生き方であり、世界観なのだ。


人付き合いを、他人を操って目的を遂げるための手段ではなく、ひとつの生き方として見ることが大切なのだ。

つまるところ、コネクターとして名を上げるというのは、自分の人脈と才能を最大限に活用して、友人や家族、会社、地域社会、ひいては世界全体のために役立つことなのだ。




たまたまパッと手にして2時間くらいで読んだ本。

著者キース・フェラッジは、ハーバードビジネススクールMBAを取得、数々の一流企業で華々しい実績を挙げ30代で起業。「フォーブス誌」で「世界で最も広い人脈の持ち主」と評された。(訳者あとがきより)


人脈数は4000人近くに上り、一日100人くらいとは小さな連絡をとっているという。


実は自分の知り合いに「天才」がひとりいるのだが、その彼の人脈の様相がまさにこれであった。「人間磁石」という形容がふさわしい彼は、底知れない深み、知識、経験、そして資格をもつ男。そして事実、いい人脈を持ってるんだ、これが。

みんな一見チンピラなんだけどね。いやいや、でもチンピラってのは、なかなか骨がありますよ。ある意味見習うべきだと思います。(「頭のいい」チンピラね!)

それに通じるということで、
俺は好きだな、こういう明快な考え方。