2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
自然がもっとも好む美しい数列 ローマの数学がイスラムに移動し、再びヨーロッパに戻ってくるまでの約1000年間、ヨーロッパの数学は発達しなかったどころか忘れ去られていた。しかし、そんな1000年間でも、優れた数学者がわずかに出ている。 117…
1931年、オーストラリア人のゲーデルは、現在知られる論理学以外には新しい法則がないことを示した「完全性の定理」を証明。翌年、《正しい数学の公理でも、それが必ずしも証明できるとは限らない》という「不完全性定理」を示した。この証明は数学者た…
ハヌマンラングーンというサルの群れの中で、子殺しが存在する。 ハヌマンラングーンはオス一匹とメス数匹で一群れを成す。ときに群れから離れた単独のオスが他の群れを襲う。しかし、群れのメスは授乳中の子がいると発情しない。オスからすればせっかく乗っ…
全ての生物は遺伝子=DNAの乗り物でしかない ダーウィン進化論においては、自分の子孫をできるだけ沢山残すことが勝者である。しかし、それに反して時として動物が自己犠牲行動をとるときがある。 →キツネに狙われたヒバリの母親が子供を助けるために、ケ…
ウィリアム・ハミルトンの血縁淘汰説 動物が利他的行動をとるのは、全ての動物が血縁者を助ける行動を起こす遺伝子を持っているから →他の遺伝子より生き残る確率が高い 例:働きバチの行動のワケ 女王バチ(遺伝子ABとする)とオスバチ(遺伝子Cとする)…
・中立進化説――― 木村資生(1924〜1994) 「遺伝子の進化は生物にとって有利でも不利でもない中立的な突然変異を起こしたものが偶然に広まることによって起こる」 ・隔離説――― モーリッツ・ワグナー(ドイツ) 「生物が地理的に隔離されることで新し…
今西進化論は、サル学の研究で有名な今西錦司が唱えた進化論。 ダーウィン進化論が「自然淘汰」と「適者生存」を柱にしているとすれば、今西進化論は「棲みわけ」と「種社会」を中心的な概念とするもの。 京都の賀茂川にはカゲロウの一種であるヒラタカゲロ…
(雑記ノートから) 「種の起源」(1959年) 1、個体の変異 2、自然界の選択。 これは育種(人間による)とマルサス人口論に着想を得たもの。 →「人口は幾何級数的に増えるが、食料は直線的しか増えない」ゆえ、かならず食糧不足による飢餓が発生する…
DNAの構造―――A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種のヌクレオチド(塩基+糖+リン酸)。 DNAの機能は3つ。 ・タンパク質をつくりだす指令を出すこと ・自分自身を複製すること ・少しずつ変わること 「自分自身を複…
今まで種々専門書を紐解いても、ちーともわからんかったDNAのしくみ。いや、一応わかるんだけど、「tRNAがなんちゃらでリボソームうんちゃら…」みたいなのは文章で読んでもしょうみわからんのですよ。 DVDで「流れ」を見ながら細胞分裂とかRNAの逆…
「CRATZ / グリコ」 いや、うまいからまじで。 ビールが3倍うまくなる。笑 このつまみをこの世からなくさないためには、販売促進して、「売れる」ようにしていくしかない!!笑 人間、本当にいいと思うものをレコメンドしようとすると「いいっ。いやホントい…
私が知る限り、「マンダラ」型図形はすこぶる普遍的で、世界中に見られる。本書のはじめの部分で指摘したとおり、ヒンドゥー教にも、キリスト教にも、イスラム教にも、ケルト文化にも、ネイティブ・アメリカン(アメリカ大陸の先住民)にもある。探せばもっ…
・脳科学と心理学の違いは、その「表現の抽象度」。研究対象は同じ。で、あるならば、心理学者は数学をやるべき!でなければいつまでたっても心理学は曖昧な学問の領域を出ることはできないのではないか? 意識下に存在する「無意識」をいかに記述してその存…
メンバー。 元ARCH、元LOVE TAMBOURINES、NOAH LEWIS' MAHLON TAITS。 だそうです。友人の紹介で。自分、ラブタンバリンしか知りませんでしたが、音がツボすぎて…笑、レコメンしてみます。 ぜひ聴いてみてください → My space : BANK 友人曰く、音的にはポス…
ミランカというサイトの動画番組、「博士も知らないニッポンのウラ」。 TVや公の場では言えない情報を対談しあうこの番組、はっきり言ってやばいおもろすぎです。 ゲストの苫米地英人(とまぶちひでと)氏が天才すぎてウケます。笑 物理、数学、哲学、宗教…
人が孤独に淋しさを覚える これはとても人間的。 「人間は元から他者とのつながりの中にあるようできた生き物」だから。
背理法とは、あることを証明するのに、それが成り立たないという間違った仮定をして、矛盾を導き出し、矛盾が起きたのは最初の仮定が間違っているからだ、とする証明法のこと。数学の証明には、この背理法のほか、数学的帰納法など、さまざまな手段がある。…
STEP1 最後の素数Nがあると仮定する STEP2 最初の素数2から最後の素数Nまでをすべてかけると、 2×3×5×7×………×Nとなる。式より、この数はNまでのすべての素数で割り切れることが分かる STEP3 ところが、この数に1を足して 2×3×5×…
素数とは、その数自身と1だけで割り切れる自然数(ただし1を除く)をいう。つまり、2、3、5、7、11、13、17、18、23、29、31、37、41、43……で、ある。 素数は無限にある。これは古代ギリシャでも知られていた。それでも現在まで、…
「正の数nをとり、これが奇数なら3倍して1をたす。偶数なら2で割る。これを繰り返すとはじめにどんなnを選んでも、いつかは1→4→2→1を繰り返す」というのがコラッツの問題だ。 例えばnを10とすると、10→5→16→8→4→2→1となる。未証明なので、…
謎がわかれば除草剤開発も 一口に紅葉と言っても、イチョウのように黄色くなる「黄葉」と、カエデのように赤く染まる「紅葉」の2種類がある。変色の仕組みは、それぞれかなりわかっている。 落葉樹では、秋になって気温が下がると葉のつけ根の辺りに離層と…
(雑記ノートから) 粒子と反粒子が同じ物理法則に従わない「破れ」のこと。 現在の宇宙には粒子ばかりで、反粒子がほとんど無いという事実に必要な一条件。日、米チームが見つけたもの。標準理論の一部。
◎なぜ日本企業の利益率は低いか すでに述べたように、利益率が時代を追うほど低下してきた大きな原因は、賃金の上昇だ。ただし、注意しなければならないのは現時点で、米英の企業に比べると日本企業の利益率が低いことだ。米英の総資本利益率は6%程度。つ…
「1980年代まで好調だった日本経済は、90年代になって急激に悪化した。」と一般に考えられている。このように好調だった日本の企業が何らかの原因によって90年代に突然劣化したのだろうか。そうではないことを、以下に示す。 企業の低収益こそが日本…
アキレスと亀のパラドクスとは、運動の不可能性を示したものではなく、運動に対するひとつの語り方の特徴を指摘したものにほかならない。運動と運動の語りを区別するという、この観点から振り返ると、第三のパラドクスは時間・空間が点時間・点空間から成る…
第四のパラドクスは、多少分かりにくいせいもあって、4つの中でもっとも論じられることが少ない。だが、私の見るところでは、これは第三のパラドクスと対になっているのである。 駅Aを列車Bが通過する状況を考えよう。列車Bは駅Aの左側からやってくる。…
ゼノンの第3のパラドクスはまさにこの方向に向かっていると理解できる。 それは一見まったくの屁理屈に聞こえる。 「飛んでいる矢はどの瞬間をとっても、その瞬間には静止している。それゆえ、あらゆる瞬間にそれは静止しているのであるから、飛んでいる矢…
ゼノンのもうひとつのパラドクス(「分割のパラドクス」と呼ばれる)はこの構造をより鮮明に取り出している。 矢を的に向けて放つ。矢は的に到達する前に、まず弓と的との中間点aを通過しなければならない。さらに矢は、aに到達する前に、弓とaの中間点bを通…
ゼノンという人がいた。アリストテレスよりももっと昔の人だ。その人が4つのパラドックスを提起したと言われている。ゼノン自身がどういうつもりだったのか必ずしもはっきりしないのだが、パラドックス自体がとびぬけておもしろいものだったので、現在でも…
――手始めに比較的わかりやすいパラドックスを。 これは昔々、紀元前6世紀のお話です。クレタ島人が一生の間に発言することはただ一つ、〈クレタ島人は全員うそつきです〉ということでした。 ある日、クレタ島人の一人であるエピメニデスが〈クレタ島人は全…