2012-01-01から1年間の記事一覧

学問としての心理学の難しさ

認知理論には期待していない。最近なんでかわかんないけど認知心理学(ひいてはその応用である認知行動療法)が嫌いになった。否、本当はわかっている。どうして嫌になったか。おそらく、そこに一抹の虚偽を感じるようになったからだ。学問であることの根底…

ユングコレクション13「夢分析」/ユング より抜粋

ユングの夢分析についてのセミナー録から。理論ばかり、ヴィジョンばかり、トランスパーソナルとかいう厨二病ばかりにもてはやされるユング氏だが本書からはおそらくあまり知られていないであろう純・心理学者としての彼の肉声が聴き取れる部分がたくさんあ…

意味に縛られる人間

そして、「意味を怖れる人間」だ。人間ってのは自分で思っている以上に意味に縛られていると最近思う。「言語」に縛られているというよりは、「意味」に縛られている。意味のために生きようともすれば、死のうともする。自分の存在意義やオントロジー(存在…

覚書

システムとしての宗教なんてただの人間の動物性の名残り。

ひとつの極となる概念をみつけたら、その対極にある概念をみつけるようにすると学問理解は早く進む。 なぜなら世の中の物事っていうのは合い矛盾した裏表の両面で成り立っているから。 例えば性善説・性悪説という考え方がある。はっきりいって善とか悪とか…