ブッダは歩む ブッダは語る / 友岡雅弥」を先程読み終えたが、素晴らしすぎて、表現する言葉がない。ミシェル・フーコーブッダの邂逅。特に後半の因果論、縁起論ははっきり言って超・一級。かなり高度。。そして、最重要問題。名著、名著、名著。あらゆるイデオロギーを超えて読まれるべき本。


氏のことは前から存じ上げていた。私の大学でとある講演をしてくださったのがその最初であったが、その時の講義内容もハンセン病患者・精神病患者に関する「差別」の考察だった。や、考察なんてもんじゃない。あれは叫びにも似たものだった。胸をひきさかれるような、悲痛なまでの「叫び」だ。4年も前の話だが、名講義であったのを今でも鮮明に覚えている。一体どうやったらこれだけの一級人ができるんだ!?