人間の身体は「飢餓」に対応している

人間の身体は、「飢餓」に対応している。
少ない栄養で、できる限りのエネルギーを得ることができるように多くの酵素が存在する。インスリンやグルカゴン等がそれに当たる。こいつらはブドウ糖を取り込む・つくらせる酵素である。
しかし、人間の身体においてブドウ糖を摂ることを促進する酵素に比べて、ブドウ糖摂取を抑える働きの酵素の量は圧倒的に少ない。


それが人間が「飢餓」に対応していることの証左であるようだ。


しかし、人間をとりまく環境は変わった。食い物はいくらでもあるし、飢餓とは程遠いその環境は、人間器官にその適応を求めているといえる。


例えばすい臓の障害はインスリン不足であり、肥満・ストレスはインスリン生産が追いつかない、又はインスリン需要に対応できていない状態。


――――肥満やストレス、成人病、最近のメタボリックシンドロームなんてのは飢餓から解放された人類が始めて遭遇する、まさに「現代病」なのだ。


でも人間は徐々に進化してるから(ホーキング曰く1年に1ビットだってさ!)身体が環境に対応して、現代病はいつかはなくなってるかもね…!