アボガドロの法則

0℃、1気圧、22.4l中にどのような気体でも6.022×10^23個の分子があるという法則。
現在の定義では、物質の量を表す単位としてモル(mol)が定義されている。これは、「アボガドロ数個の粒子集団を一モルとする」という約束事。今さら感がありますが、念のため、確認。
また物理においてアボガドロ数は、【この宇宙を構成している重要な数】のひとつでもある。どうしてアボガドロ数アボガドロ数なのか、は確認が取れているだけで、どうしてそうなのかは不明、ってことでしょうか。



 =同一の温度、圧力のもとでは同一体積の気体は同数の分子を含む。したがって、同温・同圧の下では分子量が2倍になれば体積も2倍になる。
気体の体積はその分子数、温度および圧力によって支配される。
英国の物理学者、J・ドルトン(1766〜1844)の「物質はそれ以上分割できない元の物質の性質をもった粒子(原子)からできている」とし、原子を表す円形記号、原子量も考案。デモクリストス来の新しい原子の概念が生まれた。その前年、フランスの化学者J・L・ゲイリュサックが気体の体積の実験を行い、気体は互いに結合するとき、その体積比は簡単な整数比になるという期待反応の法則を発表した。ここで、ドルトンの原子説とゲイリュサックの実験結果に矛盾が生まれた。実験結果をドルトンの原子仮説で説明しようとすれば、分割できないはずの粒子をさらに分割しなければならなくなる。

そこで1811年、アボガドロが「同温・同圧の下で、気体の種類に関係なく、同体積の気体は同数個の分子を含む」という分子の考え方を導入して双方の矛盾を見事に解決した。これは長いこと認められなかったがアボガドロが提唱したことにより分子という考え方が導入され、以後、化学式を用いてスマートに物質の状態を記述できるようになった。



また、原子(atom)は物質を構成する最小単位で、原子の呼び名が元素(element)。
そして化学結合による原子が集合体を分子(molecule)。今さらだけどね。
ちなみに希ガスのような単原子は、単原子分子という。