物理

スネルの法則(屈折の法則)

虹のできる原理などはこれ。「屈折率」の概念を生み出したのがスネルの法則。 例えば光が、空気と水のような異なる屈折率を持つ媒体を通る時とでは、光はその速度、屈折角度が異なる。この正確な反射や速度を定義しているのが、スネルの法則である。 (1)…

〜マグニチュードが1増えると地震エネルギーは32倍〜 グーデンベルグ・リヒターの法則

大きな地震は滅多に起こらないが、小さな地震は頻繁に起こる、マグニチュードが1大きくなると、地震の発生数は1/10になる、という地震の大きさと発生頻度の関係を「グーデンベルグ・リヒターの法則」という。 マグニチュードとは、地震が発するエネルギ…

〜ブランコは地表面に近い位置が一番早い〜 角運動量保存則

運動量保存は、並進(直線)運動であり、角運動量保存則は回転運動を表している。回転運動は、身近にはブランコ、果ては宇宙のケプラーの法則まで話は広がる。 原子核の周囲を電子が回転(スピン)するのは現在では当たり前になっているが、1913年にボー…

アボガドロの法則

0℃、1気圧、22.4l中にどのような気体でも6.022×10^23個の分子があるという法則。 現在の定義では、物質の量を表す単位としてモル(mol)が定義されている。これは、「アボガドロ数個の粒子集団を一モルとする」という約束事。今さら感があります…

マクスウェルの魔物

「マスクウェルの魔物は、アイデアとしては実に単純だ。だが、この魔物には一流の科学者たちも頭を悩ませてきた。そしてこれにまつわる文献は熱力学、統計力学、情報理論、サイバネティックス、計算の限界、生物化学、科学史、科学哲学といった様々な分野に…

『我々は皆、この宇宙の【参与観察者】でしかない』

1988年、ニューメキシコ州サンタフェである会議が開催された。これは世界中の一流の物理学者40人と数学者が若干名参加し、「複雑系、エントロピー、そして情報の物理学」について意見が交わされた。この会議の議長を務めたのが79歳になるアメリカの…

<ノーベル物理学賞>益川教授ら日本人3氏に授与

スウェーデン王立科学アカデミーは7日、08年のノーベル物理学賞を、米シカゴ大の南部陽一郎名誉教授(87)=米国籍▽高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)の小林誠名誉教授(64)▽京都産業大理学部の益川敏英教授(68)の日本人3人に授与すると…

超ひも理論講演 byブライアン・グリーン

Part1 part2 20分でわかるニュートン〜アインシュタイン〜超ひも理論。 この動画はやばすぎる。あれだけの内容を20分で、しかも平易に話せるってのはすごい。コンセプトを真に理解できてるからこういう説明ができるんでしょうね。初めて聞くような人でも…

世界最大の加速器運転開始 宇宙の誕生と進化解明へ

【ジュネーブ10日共同】宇宙が生まれた大爆発「ビッグバン」直後の状態を地球上で再現し、宇宙の誕生や進化の謎に迫る世界最大の素粒子実験施設「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」が10日、スイス・フランス国境で運転を始めた。 欧州合同原子核研究…

米研究者が論文発表を行った「光学迷彩」技術とは?

「光学迷彩」が実現しそうな見込みがあるようだ。 リンク→techn bahn一応、アーカイブの意義も込めて、全文転載。 日本の人気アニメ「攻殻機動隊」で登場する物体を透明化する「光学迷彩」技術の開発に米カリフォルニア大学バークレー校の研究グループが成功…

『不確定性原理』とは「だるまさんがころんだ」である

量子は遊ぶ 量子力学の世界では、量子の状態は観測するまで決まらない。精確に言うと「観測するまでは確率的にしかとらえられない」。この「確率的にしかとらえられない」という表現に、多くの人が首をかしげる。特に「確率的に」のところでひっかかってしま…

『「量子レーダー」研究:「もつれ合い光子対」を使った画像作成に成功』

→ニュースWIRED VISION メリーランド大学ボルチモア校のYanhua Shih教授は、1995年に、もつれ合った光子対を使うゴースト・イメージングの研究を開始した。 その実験では、遮蔽マスクにあるステンシル・パターンを通過した1個の光子が検知器にとらえられ、別…

クォーク4個の新粒子、3個発見

産経ニュース クォークは単体で存在することはできない。 電子や陽子等はクォーク3個が結合することで成り立っている。(クォークにも6種類ある。量子色力学だとまた違った分類?があるようだけれど=カラー) 今の技術ではこれらを分離して単体で取り出す…

タキオン粒子

→虚数(マイナス)の質量を持って、時間を遡る(さかのぼる)粒子のこと。 我々の宇宙には存在しないといわれている。 こいつは、我々の「3次元空間+1次元時間」とは逆の「1次元空間+3次元時間」に存在する。 タキオン粒子が存在しなくなると、その間…

「サブリミナル、効いちゃうの。笑」

ミランカというサイトの動画番組、「博士も知らないニッポンのウラ」。 TVや公の場では言えない情報を対談しあうこの番組、はっきり言ってやばいおもろすぎです。 ゲストの苫米地英人(とまぶちひでと)氏が天才すぎてウケます。笑 物理、数学、哲学、宗教…

CP対称性の破れ

(雑記ノートから) 粒子と反粒子が同じ物理法則に従わない「破れ」のこと。 現在の宇宙には粒子ばかりで、反粒子がほとんど無いという事実に必要な一条件。日、米チームが見つけたもの。標準理論の一部。

反物質とは

→「電荷が反対」である反粒子により構成された物質ということ。陽電子 × 電子 反陽子 × 陽子中性子は「複合粒子」。クォークによって構成される。 (アップ×1、ダウン×2)※反クォークも存在する。 原理的には物質と同量の反物質が存在するとされるが、物質…

人間の知っている全物質は宇宙を構成している物質のうちたった4%

・宇宙の持つエネルギー 普通の物質 4%残りの物質 96%→ 正体不明。 物質という表現もおかしいが、 正体不明の96%のうち、23%は観測にかかっていない物質で、暗黒物質(ダークマター)と呼ばれている。重力で星が「揺れる」ので存在は分かるもの。…

アインシュタインの過ち

・宇宙には引力だけでなく、斥力(せきりょく)も存在する。 →反発力。広がろうとする力。アインシュタインは最初、「宇宙は静止している」と考え、宇宙の引力と均衡する同じ大きさの斥力を想定してこれを「宇宙定数」(ラムダ定数)と呼んだ。しかし、後年…

・我々の見る太陽は今から8分ほど前の姿。(我々は過去を見ている)

事象の地平線

宇宙について、ノートにまとめてあった項目をいくつかそのまま載せようと思う。 ・宇宙の大きさは137億光年。(見える限りの) 宇宙の地平線は原理的に見ることは不可能である。なぜなら、宇宙は今も膨張を続けており、その広がる速さは宇宙の端に行くほ…

「宇宙における生命 / S・W・ホーキング」

このお話で、私は宇宙の発展、とくに知性を持つ生命の発展について少し考えたいと思います。歴史上で人類の行為は、その多くがかなりばかげたもので、種の保存を助けたとは思えませんが、この知性体に人類も含めて考えたいと思います。私が論じる二つの問題…