スネルの法則(屈折の法則)

虹のできる原理などはこれ。「屈折率」の概念を生み出したのがスネルの法則。


例えば光が、空気と水のような異なる屈折率を持つ媒体を通る時とでは、光はその速度、屈折角度が異なる。この正確な反射や速度を定義しているのが、スネルの法則である。


(1)入射光線と屈折光線は同一平面上
(2)入射角と屈折角の正弦比は一定。(この比例定数を(相対)『屈折率』という)


のち、光の屈折はどうして起こるのか、屈折の法則はなぜ成り立つのか、というのはホイヘンスの原理とフェルマーの原理によって説明がなされた。




ホイヘンスの原理
「波面がある速さで進む時、ある瞬間における波面上の各点が、新しい波源となってそこから次の波が生じる」

フェルマーの原理
「二点間を結ぶ光の経路は、光学的距離が最短になる経路、すなわち進むのにかかる時間が最小になる経路を通る」


フェルマーと言えば「最終定理」だが、彼はフランスの弁護士で余暇に数学者をやっていたようだ。