動物行動学の視点から

ウィリアム・ハミルトンの血縁淘汰説

動物が利他的行動をとるのは、全ての動物が血縁者を助ける行動を起こす遺伝子を持っているから


→他の遺伝子より生き残る確率が高い

例:働きバチの行動のワケ
女王バチ(遺伝子ABとする)とオスバチ(遺伝子Cとする)の間の子孫は遺伝子にしてACかBCどちらか。つまり働きバチは100%同じか、50%同じ遺伝子を共有している。平均にして75%を共有していることになり、これは人間の親子や兄弟の血縁よりも高い。


働きバチが女王バチの生んだ子供を世話するのは、自分と同じ遺伝子を残すためだと説明できる。