ドーキンスの「利己的遺伝子」

全ての生物は遺伝子=DNAの乗り物でしかない

ダーウィン進化論においては、自分の子孫をできるだけ沢山残すことが勝者である。しかし、それに反して時として動物が自己犠牲行動をとるときがある。


キツネに狙われたヒバリの母親が子供を助けるために、ケガをしたふりをしながらキツネの注意を自分に向けさせることで子供を危険から救う、という例が代表的。


子供が命の危険のときは自分を犠牲にして子を助けるよう命令。


母からすれば子供のDNAも母のDNAも同じ。どちらが助かっても変わりはない。さらにいえば、自分よりも子供のDNAが残ってくれたほうが、自分のコピーをたくさん残してくれる可能性が高くなる。


=自分のコピーさえ増えるのなら、本体である個体が犠牲になることなど全く気にしていない。


=DNAはある意味究極の利己主義者なのか?