耳

耳が知覚できるのは、「音」「回転」「傾き」の3つ。
うち「回転」は《三半規管》が司り、遠心力によって中に入ったリンパ液の動きによって知覚される。
「傾き」は《耳石器》といって炭酸カルシウムでできた石がコロコロ転がっている。その転がり具合で知覚。



いわゆる「乗り物酔い」とは、揺れや振動による強い刺激が、三半規管や耳石から脳に伝わり、自律神経が乱されている状態。それによって嘔吐神経が刺激されると、嘔吐。リバース♡



―――「自律神経が乱されている」って一体どういう状態よ。「乱される」?
たぶん自律神経で統制できる刺激量を上回っちゃって、知覚が通常の状態から狂っちゃってる状態のことなのかな。それとも人間の知覚のキャパシティは回転と傾きは同時に受容しすぎることはできないってことか?


ってことは車が無い次代には「乗り物酔い」は無かった、ってことかな。
もともと人間にゃあ「車に乗るための遺伝要素」なんてないわけだし。そんな早いスピードで動くこともなかっただろうに。
あ、でも昔の人間は「馬」乗ってたか。馬乗って酔う人いるべな。


…でも馬は決して自分で酔ったりしないんだね。不思議。