ゲシュタルト心理学の創始者であり、ユダヤ人の精神科医・フレデリック・パールズが作った、ゲシュタルト療法の思想を盛り込んだ詩。
彼はワークショップでこの詩を読み上げることを好んだそうだ。
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。
パールズは、心理療法の一環で、最終的には「禅」や「瞑想」といった東洋的なテイストも取り入れていたようだ。
ちょうど最近、自分が考えていたインスピレーションと言葉がまるで同じ…とゆーか、まるでかぶっていたので「こりゃあいい」、と思い引用してみる。
やっぱね、大事なのは「自己解放」なんだよ。自分の頭で考え、自分の足で歩いていくことなんだよ。(自分ですべての判断を行っていくこと、そしてそれはイコール=「すべての責任を自分で負っていく生き方」でもある。周囲のせいにした瞬間、そいつは崩れる)
世界のために「あなた」があるのでなく、「あなた」のために世界があるのだ。「俺」のためであり、「君」のために世界がある。
本当の世界は、「あなた」にとって「自由自在」だ。
この一点を理解しているのと、していないのではまるで世界の見え方が違う、と断言しておく。
特定の団体や組織のためでなく、ましてや他人のためではない。世界に動かされるのではなく、君が世界を動かしていく人、であれ。
そこを履き違えた時に、人は「奴隷」になる。
「生きている」のではなく、「生かされている」になる。
僕はこの状態を最も恐れる。「死ぬことより怖い」とすら思う。本気で、だ。
「自分自身を裏切ること」。
これが死ぬことより恐ろしい。
その行き着く先を知っているからだ。
思い出しただけで個人的に震え上がる思いだ。笑
「自分自身の内なる思いを押し殺してはいけない。それには自分自身に誠実に生きることだ。自分がいま、本当はどうしたいのか。どうしたくないのか。それすら考えずに生きて行けちゃう世の中だから怖い。『おかしい』と思ったらそう言えばいい。誰にも媚を売ることなく、自分自身のために生きていけ。売るなら自分自身に媚を売れ。筋の通ったことであるならなおさらだ。少なくとも自分に筋は通せ。
そして誰からも、何からも自由で、気高く進め。」
と、そう思います。
(合掌。)