〜マグニチュードが1増えると地震エネルギーは32倍〜 グーデンベルグ・リヒターの法則

大きな地震は滅多に起こらないが、小さな地震は頻繁に起こる、マグニチュードが1大きくなると、地震の発生数は1/10になる、という地震の大きさと発生頻度の関係を「グーデンベルグ・リヒターの法則」という。


マグニチュードとは、地震が発するエネルギーの大きさのこと。マグニチュードはエネルギーの対数をとったもので、マグニチュードが1増えると、自身のエネルギーは約32倍。2増えればエネルギーは32倍の32倍だから1024。約1000倍となる。
つまり、M8の巨大地震(1923年の関東大震災はM7.9)のエネルギーはマグニチュード6の中規模の地震1000回分に相当することになる。


マグニチュードは1935年、アメリカの地震学者・リヒターが定義した。


ちなみに、地震学会は日本で設立されたもので、明治13年の横浜地震を機に当時東京工科大学で地質学を教えていたイギリス人のミルンが地震研究の必要性を感じて、創設されたのが最初だそう。