タクシー運転手の海馬は発達している

海馬は脳で記憶を司っている。
使えば使うほど、海馬の神経細胞は増える。日々、脳内地図を拡げ、それらを繋げる作業を繰り返すタクシー運転手は、この海馬が大変発達していると読んだ。

海馬を使うときの脳内では「シータ波」が出ているそうだ。
ベートーヴェンの「運命」ジャジャジャジャーン♪はシータ波のリズムであるらしいがその真偽や如何。)

このシータ波は惰性やマンネリ時は出ず、興味を持って物事を見つめたり、探し物をしているような場合に出て、しっかり記憶に留めておこうするそうだ。


所詮、自分の興味のあることしか脳は記憶に残そうとしないのだ。
ゆえに、あらゆることに注意を払い、好奇心を持ちさえすれば、その情報は残っていくものだ。
大事なのは「主体性」だ。
私はこれまで人から受けた講義、授業の類が記憶に残っていたという試しがあまりない。唯一覚えているのは「うわぁーこれやべぇ、おもしれぇ…!」という感慨と共に受けた授業のみだ。また私の経験的に、自分で本を読んで覚えたことは忘れにくい。
自分に必要な情報だから残る。
その情報が必要か必要でないかの「価値」を決めるのはその主体者だ。つまりその主体者如何でその世界はいくらでも広がる、ってことだわね。


どんなにその時は「くだらんなぁ」と思うことでも、「なぜだろう?」と興味を持って深めていくことは大事です!