エントロピー

私たちは『無の内側』にいる 『ユーザーイリュージョン / トールノーレットランダーシュ』

ユーザーイリュージョン―意識という幻想作者: トールノーレットランダーシュ,Tor Norretranders,柴田裕之出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2002/09/01メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 353回この商品を含むブログ (83件) を見る引用第2段。個人的…

マクスウェルの魔物

「マスクウェルの魔物は、アイデアとしては実に単純だ。だが、この魔物には一流の科学者たちも頭を悩ませてきた。そしてこれにまつわる文献は熱力学、統計力学、情報理論、サイバネティックス、計算の限界、生物化学、科学史、科学哲学といった様々な分野に…

エントロピーと情報の関係

エントロピーが増大する過程は、=情報が失われる過程と捉えられる。 はてなのキーワード辞典的なものにもあるとおり、エントロピーは情報科学的には情報量と同義。単位はビットになる。 つまり、時間の矢とは=情報が失われる過程でもある。 エントロピー=…

死は動物にとってエントロピー最大の状態

エントロピーとは「乱雑さ」の度合い。 「最初は整理されていた本棚が、段々と人が使うごとに分類もクソもないような乱雑な本棚になっていく」 というような例が直感的な説明として引き合いによく出される。最初の状況に比べて最後の場面ではエントロピーは…

「宇宙における生命 / S・W・ホーキング」

このお話で、私は宇宙の発展、とくに知性を持つ生命の発展について少し考えたいと思います。歴史上で人類の行為は、その多くがかなりばかげたもので、種の保存を助けたとは思えませんが、この知性体に人類も含めて考えたいと思います。私が論じる二つの問題…