行動の基本構造:T.O.T.Eモデル

ミラー、ギャランター、プリブラムが提唱した概念。あらゆる行動を導くために用いられる基本的フィードバック・ループ(一連の「検証、操作、検証、終了」というプロセス)を意味する。


一般的に心的戦略は「T.O.T.E」と呼ばれる基本的なフィードバックを通じて体系化される。これには「精神面・行動面でのプログラムは例外なく、一定のゴールを中心に決定される」という考えがある。(=行動は必ずある目的に向かって行われるもの、ということ。そこに至るまでのプロセスを分析したものが、このモデル。)

  • T.=Test(検証)
  • O.=Operate(操作)
  • T.=Test(検証)
  • E.=Exit(終了)


このモデルが示すとおり、私たちは思考しながら心の中で(意識的あるいは無意識的に)ゴールを設定し、検証を重ねることでそのゴール達成を目指す。もしうまくゴールが達成できなかった場合、操作を行って何かを変えたり、自らのゴールにより近づくための行動をとったりする。この検証の基準が満たされると、私たちはそのステップを終了し、プログラムの次の段階へと移る。