2008-10-04から1日間の記事一覧

アンカリング

一見すると「アンカリング」はパブロフの条件付けのテクニックと似ている。パブロフは「ベルの音」と「犬に餌をやる行動」を結びつけた結果、餌を与えなくてもベルを鳴らすだけで犬が唾液を出すことを発見した。しかし、このような行動主義の条件付け手法に…

内的状態

NLPは、人々の行動に影響を及ぼす「思考プロセス」と「生理面でのパターン」の特定・活用・変化に焦点を絞り、常に彼らのパフォーマンスの質と有効性の改善を目指している。NLPは「人の脳はコンピュータによく似た機能を持っている」という基本前提に立って…

生理的な手がかり:B.A.G.L.Eモデル

これはFBIの犯罪捜査でも使われている概念。 B――Body posture(身体の姿勢) 人は深く考え込んでいるとき、似たような姿勢を習慣的にとるもの。そういった姿勢を参考にすればその人が用いている表象システムについて多くを把握することができる。NLPでは、「…

認知パターン:R.O.L.Eモデル

「R.O.L.E」モデルの狙いはある反応や結果を生み出すために用いられた思考や行動の重要要素・プロセスを特定し、それが神経学的なプログラム全体において果たす役割を特定すること。頭文字「R.O.L.E」で表される。 R――表象システム(Representational System…

ロジカルレベル

人類学者グレゴリー・ベイトソンは学習と変化における四つの基本レベルを特定した。各レベルは上位にいくほどより抽象的になっていくが、個人に与える影響もより大きくなっていく。、 環境要因―――個人が対処すべき外的機会、または制約を決めるもの。いわば…

知覚位置

ある特定の視野、または観点。NLPでは「ある体験を知覚する際、人は3つの基本的ポジションに立つことが可能だ」と考えられている。すなわち、 「第一のポジション」は自分の視点から、自身の目を通して何かを体験している状態。 「第二のポジション」は、あ…

行動の基本構造:T.O.T.Eモデル

ミラー、ギャランター、プリブラムが提唱した概念。あらゆる行動を導くために用いられる基本的フィードバック・ループ(一連の「検証、操作、検証、終了」というプロセス)を意味する。 一般的に心的戦略は「T.O.T.E」と呼ばれる基本的なフィードバックを通…

神経システム

高等な生物になるほど自らの行動を調節し、その神経システムを通じて自らの世界観をまとめていくことになる。人間の神経システムは次の3つのサブシステムから成り立っている 中枢神経系 ―――脳と脊髄で構成。これは私たちの筋肉や動作をコントロールし、意識…

NLPにおける「変化のプロセス」

基本的にNLPでは、「変化のプロセスとは次の三つの段階を意味する」と考えられている。 その人の現在の状態を見極める その人を望ましい状態に導くために適切なリソースをつけ加える その人を望ましい状態に導く 「現在の状態+適切なリソース=望ましい状態…

NLP「二つの前提」

基本的にNLPのすべてが次の2つの基本的前提に基づいている。 1 地図は土地ではない 人は決して本当の現実を知ることがありません。私たちはただ自分が認識した現実を知っているだけなのです。人は自らの五感を通じて、自分の周囲の世界を体験し反応を返し…

NLPについて

天才達のNLP戦略作者: ロバート・ディルツ,田近秀敏,佐藤志緒出版社/メーカー: ヴォイス発売日: 2008/04/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (6件) を見る最近一連の流れで、今の自分の興味としては「人間の認知機能は果たして…