銀河の中心は超巨大質量のブラックホールが光り輝いている。『クェーサーの謎 / 谷口義明』

3分の2はとばして読んだ。笑
そんなに読む必要がないな、と思って。クェーサーだけで一冊本を書くのも、大変だったんだろうよ。中盤、失速気味。内容不足の感があった。っていうか、話が専門的すぎてまったく見えなかった。同業者しかわからないんじゃないか、これ?笑

始めと、終わりだけ読んで十分な内容だった。笑


さて、この宇宙には天の川銀河のような「銀河」と呼ばれるものがたくさんある。その数は、ざっと100億個から1000億個であるという。宇宙のスケールはやはり壮大過ぎて、ピンとこないくらいだ。

現代天文学のコンセンサスとして「多くの銀河の中心核には巨大ブラックホールが存在している」というのがあるらしい。そのブラックホール、質量にして太陽の質量の100万倍から10億倍。明るさは太陽1兆個分もの明るさに匹敵するらしい。しかし、あまりに遠くにあるため、肉眼では見ることは不可能。その天体のことをクェーサーと呼んでいる。


クェーサーはもともと電波で明るい天体として発見された。可視光で調べてみると、あまり構造を持たず、星のように見える天体であった。この現象論的な特徴を、そのまま名前にしてしまったのである。「星のように見える電波源」英語ではquasi-steller radio sourceとなる。

しかし、これでは名前が長すぎる、ということでシンポジウムにおいて略して「クェーサー」と呼んだのが定着して、現在に至る。


冒頭で本書を小馬鹿にしてしまったが、話はブラックホールの話題になるので、ことさら重要である。スティーブン・ホーキングブラックホール量子力学的に研究していることに見られるように、けっこう大事なのだ。(ブラックホールが最後は蒸発する、っていうヤツ。)なぜなら、この宇宙も元をたどれば膨張に転じる前はブラックホールだったのでは?という説があるくらいだから。宇宙の根源に迫るような可能性のあるトピックなわけである。


本書で取り上げられてたクェーサーの謎、だけ引用もといメモっておきます。