2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 鼻

《臭い》とは何か 臭いとは、「臭素」が鼻の粘液に溶けてそれを嗅小毛が受容すること。受容された情報は電気信号へ。 人間の嗅覚は3000〜1万種を識別化だという。 また臭素には「原臭」といって基本的な7種の臭素がある。 ショウコウ ジャコウ 若香 ハ…

 耳

耳が知覚できるのは、「音」「回転」「傾き」の3つ。 うち「回転」は《三半規管》が司り、遠心力によって中に入ったリンパ液の動きによって知覚される。 「傾き」は《耳石器》といって炭酸カルシウムでできた石がコロコロ転がっている。その転がり具合で知…

二足歩行によって生まれる不快な症状

肩の発達 重い頭と腕、上肢をささえるため。ここから「肩こり」が生まれた。肩こりとは姿勢や慢性疲労、緊張が解けないことによる血行の悪さの状態。 腰痛 直立→ 背骨がS字になり湾曲部分に負担がかかるため。筋肉の弱さ、姿勢などによる。心因性のものもあ…

人間の表情筋(顔の筋肉)は30種以上。 人間だけがこれを著しく発展させた――――。

 『笑い』は人間関係を調節する道具

笑いの進化は、人類が顔を付き合わせた集団生活をするようになってから、と考えられる。 《実験》 「一人」「友人と二人」「知らない人と3人」3つのケースで喜劇映画を見せる。その結果は、 女性は 「一人」「女友達」の場合 →押さえた笑い。 「男友達」 →…

人類はなぜ二足歩行にならなければならなかったのか。

 星

星とは、星間物質がそれぞれの重力で引きつけられ集まってできたもの。 その組成は 生まれたときの化学組成 質量 年齢 でありそのほとんどが水素、たまにヘリウムである。 質量が太陽の8%を下回ると、核融合が起こらずに褐色矮星となる。(光り輝かない)…

死は動物にとってエントロピー最大の状態

エントロピーとは「乱雑さ」の度合い。 「最初は整理されていた本棚が、段々と人が使うごとに分類もクソもないような乱雑な本棚になっていく」 というような例が直感的な説明として引き合いによく出される。最初の状況に比べて最後の場面ではエントロピーは…

人間の遺伝子の95%はジャンクDNA

機能しない遺伝子 遺伝子重複(=遺伝子を子孫に伝えるとき、なんらかのミスで同じ遺伝子を2回コピーしてしまうこと)によって、たいていの遺伝子はその機能が停止した状態になる。その伝えられた遺伝情報を発言できない遺伝子のことを「偽遺伝子」という。…

ホメオティック遺伝子

生物の形質の違いを決定する遺伝子のことを「ホメオティック遺伝子」という→ 生物のちがいは遺伝子の形質の違い ヒトと昆虫 =遺伝子自体は同じ。並びが違うだけ。 身体の軸をつくる遺伝子は同じ起源をもつ―――

 分子時計「ヒトとチンパンジーの遺伝子のちがいは1.2%」

→分子時計とは、アミノ酸配列の違いから、生命の種の分岐を示す(推定する)指標のこと。分子生物学の進歩によって可能になった。 従来の生物の進化の過程は、化石を用いて行ってきた。しかし、その化石の年代の判定には誤差が表れるため、この手法と重ね合…

ヒトの遺伝子はすでに解析済み

遺伝子解析により人間の遺伝子をすべて解析しようという計画、「ヒトゲノムプロジェクト」。機械作業でDNAを様々な長さに切り分け、解析していく。 これは2004年ですでに終了。人間の遺伝子解析は完了した。 しかし、これはあくまでDNAの塩基配列…

進化論の論点

1、遺伝子の安定性 サケの卵からはサケが生まれる。稲の種子からは稲が出来る。これはひとまず確実なこと。つまり遺伝子の安定性だ。 しかし、ショウジョウバエの種から「目が白いハエ」「第3節に羽が生えたハエ」「羽が縮れたハエ」が生じることがある。…

隠れ遺伝子説

突然変異に方向性を認める 1988年、米、ハーバード大学/ジョン・ケアンズとバリー・ホールによるもの。 例:乳糖を加えた寒天培地では、乳糖が分解できる突然変異をした大腸菌が多く発生。 ・また、歯のない鳥にも歯のエナメル質をつくる遺伝子が眠ってい…

ウィルス進化論 その2

レトロウィルスによる「逆転写酵素」 レトロウィルスは「逆転写酵素」という酵素を持っていて、寄生相手である宿主の細胞内に入ると、この酵素によってRNAから遺伝情報がコピーされ、DNAがつくられる。レトロウィルスによる感染は、このRNAからコピ…

ウィルス進化論

※ウィルス進化論は《エセ科学》との声もあるので、要・警戒。アイデアはおもしろいとは思うんだけどね。でもはっきり言って、ウィルス進化論について書いてある本は中原英臣氏のものしか見たことがないんだよね。他の文献で取り上げられているのを見たことが…

 食品添加物のウラ

前に続いて「博士も知らないニッポンのウラ」より。この回は食品添加物の話です。ゲストは食品添加物の神様といわれている、安部司氏。 もともとバリバリの食品添加物のセールスマン。いわば元「売る側」のスペシャリスト。それだけにリアルな実情が知れます…