生物学

生物の体型と環境の関係 〜ベルクマンの法則〜

寒い地域に生息する動物は、暖かいところに生息する動物より一般的に体が大きくなる傾向がある、というもの。 ドイツのカール・ベルクマンは「恒温動物(哺乳類と鳥類)においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では、大…

チョムスキーインタビュー 〜進化、二元論、パラメータ〜

生成文法の企て作者: ノーム・チョムスキー,福井直樹,辻子美保子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/11/27メディア: 単行本 クリック: 15回この商品を含むブログ (19件) を見る 昨日、引用できなかった分のつづき。 言語学の観点による類人猿と人間の進…

iPS細胞、日本国内で初の特許成立

京都大は11日、山中伸弥教授が作った新型万能細胞(iPS細胞)の作製技術に関する日本での特許が成立した、と発表した。 iPS細胞をめぐる特許成立は国内初で、有効期間は2026年12月まで。京大は「人を含めあらゆる動物の細胞で成立する権利」と…

 DNAのらせん1ピッチの長さと直径との比は黄金比

1ピッチとは「1巻き」のこと。 1ピッチ=3.38nm 直径 =2.11nm …ほんとにマメ知識でしかないです笑

人間とチンパンジーの違い、『声』。

前にも書いたが人間とチンパンジーのDNAの差は1.2%しか違わない。しかし、この差は遥かな距離を持つ1.2%である。もし君が、横にチンパンジーを置かれて「君はこのチンパンジーと1.2%しか遺伝子レベルで違いがないから、ほぼおんなじ生き物だ…

 突然変異の必然性

遺伝子の複製に際して、核酸1本鎖のコピーをミスする可能性は0.05%(100文字中平均5文字ほど)だという。 さらに、そのミスコピーを訂正する機能が存在するのだが、それすら見逃す確率が0.0001%。 こいつの最初のミス0.0001% × 次も…

ウィルスに感染するウィルス

人様のブログですが、とても興味のある分野のお話だったので、慎んでリンク貼らせて頂きます(ぺこり) →Orbium-そらのたま- 発見されたウイルスは、Sputnik(スプートニク)と名づけられたものでMimivirusがアメーバに感染して増殖しようとしてるときに感染…

人間の遺伝子の95%はジャンクDNA

機能しない遺伝子 遺伝子重複(=遺伝子を子孫に伝えるとき、なんらかのミスで同じ遺伝子を2回コピーしてしまうこと)によって、たいていの遺伝子はその機能が停止した状態になる。その伝えられた遺伝情報を発言できない遺伝子のことを「偽遺伝子」という。…

ホメオティック遺伝子

生物の形質の違いを決定する遺伝子のことを「ホメオティック遺伝子」という→ 生物のちがいは遺伝子の形質の違い ヒトと昆虫 =遺伝子自体は同じ。並びが違うだけ。 身体の軸をつくる遺伝子は同じ起源をもつ―――

ヒトの遺伝子はすでに解析済み

遺伝子解析により人間の遺伝子をすべて解析しようという計画、「ヒトゲノムプロジェクト」。機械作業でDNAを様々な長さに切り分け、解析していく。 これは2004年ですでに終了。人間の遺伝子解析は完了した。 しかし、これはあくまでDNAの塩基配列…

 DNAの機能

DNAの構造―――A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種のヌクレオチド(塩基+糖+リン酸)。 DNAの機能は3つ。 ・タンパク質をつくりだす指令を出すこと ・自分自身を複製すること ・少しずつ変わること 「自分自身を複…

 「見てわかるDNAのしくみ / 工藤光子 /ブルーバックス」

今まで種々専門書を紐解いても、ちーともわからんかったDNAのしくみ。いや、一応わかるんだけど、「tRNAがなんちゃらでリボソームうんちゃら…」みたいなのは文章で読んでもしょうみわからんのですよ。 DVDで「流れ」を見ながら細胞分裂とかRNAの逆…

紅葉がなぜ起きるのかはわかっていない

謎がわかれば除草剤開発も 一口に紅葉と言っても、イチョウのように黄色くなる「黄葉」と、カエデのように赤く染まる「紅葉」の2種類がある。変色の仕組みは、それぞれかなりわかっている。 落葉樹では、秋になって気温が下がると葉のつけ根の辺りに離層と…