臨床心理学

天才達のIQ 〜IQについて〜

天才達のIQ。おもろいと思ったのでのっけとく。 人名 少年期 青年期 ライプニッツ 195 205 ゲーテ 190 210 デカルト 170 180 ガリレオ 160 185 レオナルドダ ヴィンチ 155 180 ニュートン 150 190 ネルソン 130 15…

■気分障害(うつ病)

気分… mood 感情… emotion(affect) 「気分(mood)」とは臨床心理学的な定義では、「ある程度の期間持続する」感情のことを指す。よって「気分障害」という名前には、おのずと一定期間感情が障害されている状態が持続している、の意が含まれている。気分×障害…

「衝動」には感情が伴わない

・衝動:語源は仏教用語らしい。元は動詞として、例「このコップは私を衝動する」という使い方をした。突き上げられるような感じ。突き動かされるような。 ・衝動的と攻撃的の違い(精神医学的な観点から) 衝動は感情を伴わないかもしれない。→本能エネルギ…

「文字は人なり」はどうやら本当かもしれない。

空間象徴理論について色々調べていたところ、「グルンワルドの空間図式」やら「筆跡学」やら色々と関連のある面白いワードが出てきた。中でもこの「筆跡学」というのは面白いねぇ…。アヴェ=ラルマンという人が描画投影法「星と波テスト」を開発したときに、…

「恐怖と不安の違い」

・【恐怖】を考える時は【不安】とリンクさせて考えよ。 対象が明確な時―――「恐怖」といい、 対象が明確でないとき―――「不安」という。 臨床の病理的に考えた時にも、恐怖症にはすべて明確な対象が存在する。「対人恐怖」「広場恐怖」「先端恐怖」「高所恐怖…

外的変化は人間の「内側」から起こる

[rakuten:book:11574219:image] 確かに、話しことばから書きことばへのシンボル体系の変化は、人間の精神過程に大きな影響を与えると考えられる。旧ソビエトのヴィゴツキー(Vygotsky,1963)は「テクノロジーや道具の変化が労働の構造に変化をもたらすように…

ラポールと防衛本能としての警戒心

新刊・苫米地本。 本書は氏自身の構築したコーチング理論が主だが、本当にイントロダクションと言った感じ。あえて言うと昨年のスコトーマ系話題をコーチング理論にあてはめて展開しただけ。正直あんま買ってまで読む必要は、ないわ。ただやはり随所に、とい…

「愛のある悪口大賞」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090206-OYT1T00010.htm?from=rss&ref=newsrss おぉっ、これはある意味、メタファー技法!そしてもっというなら、ダブルバインド(二重束縛理論)。 …ちょっと違うか。笑 ちなみに「ダブルバインド」っていうのは『…

「代理によるミュンヒハウゼン症候群(Munchausen Syndrome by Proxy =MSBP)」について

親が子の症状を偽り・捏造した上で、子を病院に一緒に連れていくことで無意味な治療や処置を行わせること。1977年に児童虐待の新しい形態として、Roy Meadowにより、イギリスの医学雑誌ランセットに初めて紹介された。MeadowはMSBPを児童虐待であると論じて…

『テトリス』がPTSDを和らげる−英国の研究結果

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090110-00000000-isd-game 『テトリス』がPTSD(心的外傷後ストレス障害)の影響を減らすのに役立つとする研究結果が報告されました。 BBCはオックスフォード大学の実験結果として報じるところによると、実験は40名のボ…

『パニック障害はここまでわかった / 竹内龍雄』

パニック障害はここまでわかった作者: 竹内龍雄,不安抑うつ臨床研究会出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2008/11/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る 星:★★★ とりあえずは記憶をつかさどる海馬と、恐怖の情動をつかさど…

不動のセルフエフィカシー(自己肯定)は自分で築くもの。『病になる言葉 / 梅谷薫』

「病」になる言葉──「原因不明病」時代を生き抜く作者: 梅谷薫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/27メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 15回この商品を含むブログ (3件) を見る 星:★★★★ 今日から、読んだ本の評価度を「星」でも表現してみたいと思…

心の病の「処方せん」 山形の医師、症例まとめ出版

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/20090106t55004.htm うつ病、摂食障害、自傷行為…。こうした心の病の「処方せん」にしてもらおうと、山形市長町1丁目の小松医院理事長、小松信明さん(72)が「心の病の診察室」を出版した。医師として小松さんが向…

交流分析(TA)とアダルトチルドレン

→[交流分析(Transactional Analysis)の人生脚本に作用する「禁止令(injunctions)」とアダルトチルドレンの問題]: Keyword Project+Psychology:心理学事典のブログ 【交流分析(Transactional Analysis)の人生脚本に作用する「禁止令(injunctions)」とアダル…

催眠の天才にして20世紀最大の臨床家ミルトン・エリクソン。『ミルトン・エリクソン その生涯と治療技法 / ジェフリー・ザイグ』

ミルトン・エリクソン―その生涯と治療技法作者: ジェフリー・K.ザイグ,W.マイケルムニオン,中野善行,虫明修出版社/メーカー: 金剛出版発売日: 2003/07/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (4件) を見る ぶっとびます。そして思…

病気と症状は違う 〜「病気」をどうとらえるか〜

臨床哲学の知 ~臨床としての精神病理学のために作者: 木村敏,今野哲男(聞き手)出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2008/10/02メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (10件) を見る木村敏氏は京都大学名誉教授、河合文化教育研究所…