2008-01-01から1年間の記事一覧

〜マグニチュードが1増えると地震エネルギーは32倍〜 グーデンベルグ・リヒターの法則

大きな地震は滅多に起こらないが、小さな地震は頻繁に起こる、マグニチュードが1大きくなると、地震の発生数は1/10になる、という地震の大きさと発生頻度の関係を「グーデンベルグ・リヒターの法則」という。 マグニチュードとは、地震が発するエネルギ…

〜ブランコは地表面に近い位置が一番早い〜 角運動量保存則

運動量保存は、並進(直線)運動であり、角運動量保存則は回転運動を表している。回転運動は、身近にはブランコ、果ては宇宙のケプラーの法則まで話は広がる。 原子核の周囲を電子が回転(スピン)するのは現在では当たり前になっているが、1913年にボー…

アボガドロの法則

0℃、1気圧、22.4l中にどのような気体でも6.022×10^23個の分子があるという法則。 現在の定義では、物質の量を表す単位としてモル(mol)が定義されている。これは、「アボガドロ数個の粒子集団を一モルとする」という約束事。今さら感があります…

次の読み物

知っておきたい法則の事典作者: 遠藤謙一出版社/メーカー: 東京堂出版発売日: 2007/07/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る数学ガール/フェルマーの最終定理 (数学ガールシリーズ 2)作者: 結城浩出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: …

マクスウェルの魔物

「マスクウェルの魔物は、アイデアとしては実に単純だ。だが、この魔物には一流の科学者たちも頭を悩ませてきた。そしてこれにまつわる文献は熱力学、統計力学、情報理論、サイバネティックス、計算の限界、生物化学、科学史、科学哲学といった様々な分野に…

『我々は皆、この宇宙の【参与観察者】でしかない』

1988年、ニューメキシコ州サンタフェである会議が開催された。これは世界中の一流の物理学者40人と数学者が若干名参加し、「複雑系、エントロピー、そして情報の物理学」について意見が交わされた。この会議の議長を務めたのが79歳になるアメリカの…

 これぞ世紀の一冊!『ユーザーイリュージョン / トール・ノートランダーシュ』

これはぶったまげた。つうかぶっとんだ。 デンマークの科学ジャーナリストとして活動する著者のこの書、内容もさることながら、全500Pという超極太ボリュームに定価4200円という、いろんな意味でスケールのでかい本である。しかし、内容は超一級だ。…

「カルネアデスの板」

別名「カルネアデスの舟板」。 古代ギリシャの哲学者、カルネアデスの提議した問題。 紀元前、ギリシャにおいて一隻の船が難破した。乗組員は全員海に投げ出された。そのうちある一人の男が、命からがら一枚の板にしがみついた。しかしそこへもうひとりの者…

:「トロッコ問題」

【トロッコ問題】とは、線路上で5人が動けない状態にあり、そこにトロッコが向かっている。あなたは線路のポイントを切り替えて5人を救うことができるが、その場合、代わりその先にいる同じく動けない一人が犠牲になる。 一人を犠牲にして五人を救うことは…

背景デザインを変えてみた

白色がまぶしくってねぇ…目が痛いんだよ笑 あの無機質な感じが好きだったんだけどねぇ。なんの先入観も持たないシンプルなあの感じが。それでとりあえず黒色に。一応デザインは同じだが、これはこれで大変見づらい。笑 こっちはこっちでダークで好きなんだが…

曼荼羅グラフィクス作者: 田中公明出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2007/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る時間とは何か作者: 池内了,ヨシタケシンスケ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/07/02メディア: 単行本購入…

数学が解き明かした物理の法則 (読んで楽しむ教科書)作者: 大上雅史,和田純夫出版社/メーカー: ベレ出版発売日: 2003/12/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (5件) を見るパラドックス!作者: 林晋出版社/メーカー: 日本評論社…

天才論―ダ・ヴィンチに学ぶ「総合力」の秘訣 (朝日選書 818)作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/03/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (15件) を見る心とことばの起源を探る (シリーズ 認知と文化 4)作…

過去の。

雑学大全作者: 東京雑学研究会出版社/メーカー: 東京書籍発売日: 2004/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (2件) を見る本当にあった嘘のような話―「偶然の一致」のミステリーを探る作者: マーティンプリマー,ブライアンキング…

読んでいる

複雑系入門―知のフロンティアへの冒険作者: 井庭崇,福原義久出版社/メーカー: NTT出版発売日: 1998/06/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 60回この商品を含むブログ (26件) を見るユーザーイリュージョン―意識という幻想作者: トールノーレットランダー…

ゲシュタルトの祈り

ゲシュタルト心理学の創始者であり、ユダヤ人の精神科医・フレデリック・パールズが作った、ゲシュタルト療法の思想を盛り込んだ詩。 彼はワークショップでこの詩を読み上げることを好んだそうだ。 私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。 私は…

『情報』は環境そのものの中に潜在的に、無限に存在する。 〜アフォーダンス理論〜

アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))作者: 佐々木正人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/05/23メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 193回この商品を含むブログ (92件) を見る 『アフォーダンス理論』とはジェームス・ギブソ…

読んだ

アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))作者: 佐々木正人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/05/23メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 193回この商品を含むブログ (92件) を見る直立歩行―進化への鍵作者: クレイグスタンフォー…

読んだ

洗脳の時代 (1981年) (同時代叢書)作者: 宇治芳雄出版社/メーカー: 汐文社発売日: 1981/01メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る↑60〜70年代(?)に行われたCIAのLSDを使った洗脳実験について詳細が書かれていた。他、感覚遮断実験についてなど…

「脳から特定の記憶を消去」に成功:タンパク質の操作/マイクロ波等の照射が記憶に影響

米国と中国の科学者チームは10月23日(米国時間)、記憶分子と呼ばれるタンパク質の一種「αCaMKII」(アルファカルシウム/カルモジュリン依存性プロテインキナーゼII)を操作して、マウスの脳から特定の記憶だけを安全に消去する方法を発見したと発表した。 [ジ…

【GIGAZINE】あらゆるものを変える可能性のある知っておくべき最新の15のテクノロジー

ひさびさにおもしろそうな記事があった。 →GIGAZINE あらゆるものを変える可能性のある知っておくべき15個の最新テクノロジー 第4の回路素子「memristor」、32コアのCPU、グラフィックボードの終焉、USB 3.0、ワイヤレス電源、64ビットコンピューティング、W…

ドコモなど25社、照明の光で高速ネット 09年末、実用化めざす

NTTドコモ、KDDI、パナソニック電工、東京電力など25社は共同で、照明を使った高速無線通信の実用化に乗り出す。専用通信装置を付けた発光ダイオード(LED)照明の光に携帯電話などをかざすと、インターネットに接続して動画や音楽情報を取り込め…

「なぜだろう?」と考えること 「食品の裏側 / 安部司」

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物作者: 安部司出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2005/10/01メディア: 単行本購入: 30人 クリック: 213回この商品を含むブログ (231件) を見る ミランカ・博士も知らないニッポンのウラ、つながりで。 これは良い本…

読んだ及び、読み中

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物作者: 安部司出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2005/10/01メディア: 単行本購入: 30人 クリック: 213回この商品を含むブログ (231件) を見る生き物たちの情報戦略―生存をかけた静かなる戦い (DOJIN選書 11)作者: …

記憶の操作可能性 PTSD治療に利用可か

【10月23日 AFP】米ジョージア医科大学(Medical College of Georgia)はマウスを使った研究で、マウスの記憶を選択的に消去することに成功したと、23日発行の医学誌「セル・プレス(Cell Press)」に発表した。PTSD(心的外傷後ストレス障害)など、記憶に…

学問があきらかにしたいこと

学問は人間から始まり、人間に帰着する。そこに共通しているのは結局、「人間とは何か」という永遠のテーマだ。御幣を恐れずにいうならば、物理学、生物学、言語学、歴史、社会学、法律、政治、医学、心理学…全部がそう。この不可思議な『人間』というものが…

引っ越し

引っ越しに伴う新たなネット開通までの間、簡単な更新しかできなさそうだ。 読了更新くらいはできそうかな。 書きたいことはまだまだ尽きない…ていうかね、過去の雑記ノートの3分の1もまだ起こせてないのよ。そっちの情報のほうがよっぽどドープで面白いん…

読んだ

臨床瑣談作者: 中井久夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2008/08/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (35件) を見る人生が変わる「潜在意識」の書きかえ方―“先のばしグセ”をやめたらお金と成功がやってきた!作者: 棚田克彦…

極限下の人間は「妄想」で理性を保つ

【10月9日 AFP】人間は自制心を失いそうな状況に陥ったとき妄想や迷信に逃げ込んで理性を保とうとするという研究結果が、2日付けの科学誌『サイエンス(Science)』に掲載された。 「人間は生命の危機への対処力が弱まるほど、精神をコントロールして理性を…

さらにゲシュタルトを考える

文脈をもたないで、全体をもたないで、背景をもたないで生きている人なんてのは存在しない。 つまり本来理論を突き詰めれば人間だって「空」なのだが、「社会」というコンテクスト(文脈)の中に生きている我々には『役割』があり『意味』がある。 そして一…